大量のシステム機能要件をExcelでまとめながら考えた。要件整理って、カード使うともっと効率よく行きそうだよな。
Excelは、すでに体系が出来上がったものをまとめるには都合がいい。しかし、試行錯誤しながら情報間の関連性を見つけていく作業にはどうにも不向きだ。
なぜ不向きなのか?もしかしたら、Excelの表という構造自体に問題があるのではなかろうか。要件を整理する際には、情報の分割・統合や位置づけの変化が頻繁に起こる。Excelはセルの二次元配列というリジッドな構造からなっている。行と列という、情報を分かつ厳然たる境界が、いやでも頭に刷り込まれる。縦に二つ並べて要件を記入すれば、その要件は並置されるべきものであるという印象を受けてしまう。横に二つ並べて要件を記入すれば、左の要件が上位の概念であり、右が下位の概念であるように見えてしまう。その印象ゆえに、柔軟な情報の分割・統合や再配置が妨げられるのではなかろうか。
また、情報の操作にかかる作業負荷が高いことも見逃せない。一旦セルに記入した情報を再配置するためには、セルのカット&ペーストや、セルの結合といった機能を駆使することになる。これが面倒くさい。範囲選択して切り取って、切り取ったセルを
挿入して、そうしたら一部罫線が消えちゃったのでまた引きなおして・・・。イライラすることこの上ない。主目的である要件整理に集中できない。
じゃあ、Excelの欠点であるところの
- 情報関の関連性についての固定的な印象の与えやすさ
- 情報の再配置や分割・統合にかかる作業負荷の高さ
を排除するには、どういうツールを使えばいいのか。
・・・カード使えばいいじゃん。
カードなら、行も列も無いから固定的な印象は与えられないし、それでいてうまく配置すればツリー構造やグループにするのも容易だし、統合はテープで張り合わせればいいし、分割は破ればいいし・・・それは無茶か。
うーむ、古来より京大式カードやらKJ法やら、カードを使った知的生産技術が多く考案されてきたのもむべなるかな。学生時代は生意気にKJ法は使えねーとか言っていたが、全く浅はかでございました。川喜多先生、本当にごめんなさい。
というわけで、次からはカードかOffice OneNoteで要件整理しよう。・・・ところで、Excelで要件整理してたのって、もしかして俺だけ?
| | 2006-01-24 22:35